この記事の結論
一人暮らしのスマホ代は、家族割や光回線とのセット割が使えない前提で選ぶのが基本です。そのうえで、スマホ代だけでなく家のネット代との合計で考えます。
- 月のデータが家も外も合わせて25〜35GBに収まるなら、家のネットを引かずに大容量プランだけで済ませるのが一番安い
- 家で会議・ゲーム・大容量の動画をよく使うなら、家のネット+小容量プラン。ただし合計は月4,500円前後からになる
- 小容量プランは月額だけで比べない。事務手数料の有無で順位が入れ替わる
セット割なしで比べる前提
入れていないもの
- 家族割(楽天モバイルの最強家族割 110円引き、IIJmio の家族割引 100円引き、mineo の家族割引 55円引きなど)
- 光回線とのセット割(IIJmio ひかりとの mio割 660円引きなど)
- 期間限定の割引キャンペーンとポイント還元
一人暮らしでは使えないか、いずれ終わる割引です。これを入れると、契約後に払い続ける金額と比較表の金額がずれます。
計算方法
スマホには契約期間の縛りがないプランが多いので、24か月使う前提で初期費用をならした月額でも比べます。
24か月でならした月額 = 月額料金 + 初期費用 ÷ 24(円未満四捨五入)
通話料は含めていません。通話が多い人は、表の「国内通話」の列を見てください。料金はすべて税込で、2026年9月22日に各社の公式ページで確認しました。
一人暮らしは「スマホ代+家のネット代」で考える
一人暮らしで一番大きい分かれ道は、どのSIMを選ぶかより先に、家のネットを引くかどうかです。
| 組み合わせ | 月の目安 | 向く人 |
|---|---|---|
| 大容量プランだけ(家ではテザリング) | 2,138円〜3,278円 | 家では動画を見る程度。月25〜35GBに収まる |
| 小容量プラン+家のネット | 4,518円〜 | 在宅勤務・オンラインゲーム・大容量の動画。複数の機器をつなぐ |
大容量プランだけの目安は、IIJmio の25GB(24か月でならして2,138円)から楽天モバイルの無制限(3,278円)までです。小容量プラン+家のネットは、IIJmio の2GB(988円)に、当サイトで確認した中で月額が最も安い家のネットである NURO 光のマンション向け(40戸以上の建物の(M)プラン、2年割適用時の1〜24か月目で月3,530円。Wi-Fiルーター料金込み、2026年9月22日確認)を足した額です。家のネットには事務手数料や設備の手数料が別にかかるので、実際はこれより上がります。
大容量プランだけの方が月1,240〜2,380円安くなります(4,518円から、楽天モバイルの無制限3,278円と IIJmio の25GB 2,138円をそれぞれ引いた差)。家のネット側の手数料を入れると、差はさらに開きます。家のネットを引くかどうかは、料金ではなく使い方で決めてください。
大容量プランだけで済ませるときの注意
- テザリングで使った分も、プランのデータ量から減る
- 楽天モバイルの無制限は、混雑時などに速度制御される場合があると公式に明記されている
- mineo は3日間で10GB以上使うと、混雑回避のための速度制限がかかる
- 会議やゲームの安定性は、家の光回線に及ばない。在宅勤務が中心ならテレワーク・在宅勤務におすすめの光回線を見てください
データ量別の比較
自分が月に何GB使うか分からない場合は、動画やオンライン会議の時間から計算する方法を学生におすすめの格安SIMにまとめています。学生でなくても同じ計算で出せます。
少なめ(〜5GB):連絡とSNSが中心
| 事業者・プラン | データ | 月額 | 初期費用 | 24か月でならした月額 | 国内通話 |
|---|---|---|---|---|---|
| IIJmio ギガプラン | 2GB | 850円 | 3,300円 | 988円 | 11円/30秒 |
| povo2.0(データ追加3GB) | 3GB(30日間) | 30日ごと990円 | 0円 | 1,004円 | 22円/30秒 |
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン | 〜3GB | 1,078円 | 0円 | 1,078円 | Rakuten Link から発信で無料 |
| IIJmio ギガプラン | 5GB | 950円 | 3,300円 | 1,088円 | 11円/30秒 |
| LINEMO ベストプラン | 〜3GB | 990円 | 3,850円 | 1,150円 | 22円/30秒 |
| mineo マイピタ | 3GB | 1,298円 | 3,740円 | 1,454円 | 22円/30秒 |
月額だけなら LINEMO と povo は同じ990円ですが、LINEMO は事務手数料が3,850円かかるので、ならすと月146円の差がつきます。IIJmio は5GBでも月額950円で、LINEMO の3GBより安くなります。
povo は月ではなく30日ごとに買う仕組みなので、1年365日で買う回数から月あたりの額に直しています(990円×365÷30÷12)。mineo の初期費用は、契約事務手数料3,300円とSIMカード発行料440円の合計です。
中くらい(7〜20GB):外でも動画を見る
| 事業者・プラン | データ | 月額 | 初期費用 | 24か月でならした月額 | 国内通話 |
|---|---|---|---|---|---|
| IIJmio ギガプラン | 10GB | 1,400円 | 3,300円 | 1,538円 | 11円/30秒 |
| mineo マイピタ | 7GB | 1,518円 | 3,740円 | 1,674円 | 22円/30秒 |
| IIJmio ギガプラン | 15GB | 1,600円 | 3,300円 | 1,738円 | 11円/30秒 |
| povo2.0(データ追加120GB) | 120GB(365日間) | 1年分21,600円 | 0円 | 1,800円 | 22円/30秒 |
| mineo マイピタ | 15GB | 1,958円 | 3,740円 | 2,114円 | 22円/30秒 |
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン | 〜20GB | 2,178円 | 0円 | 2,178円 | Rakuten Link から発信で無料 |
| LINEMO ベストプラン | 〜10GB | 2,090円 | 3,850円 | 2,250円 | 22円/30秒 |
LINEMO ベストプランと楽天モバイルは、使った量で料金が変わる段階制です。LINEMO は3GBまで990円、3GBを超えると10GBまで2,090円。楽天モバイルは3GBまで1,078円、20GBまで2,178円です。月によって使う量がばらつく人は、少ない月に自動で安くなる分だけ有利です。足りない月だけギガを買い足せるメルカリモバイルの損得は、メルカリモバイルのデメリットと向いている人で計算しています。
povo の120GBは365日で使い切る設計で、月あたり10GBの計算です。月ごとの使用量にむらがあっても、1年で120GBに収まれば問題ありません。
多め(25〜35GB):家でもスマホ中心
| 事業者・プラン | データ | 月額 | 初期費用 | 24か月でならした月額 | 国内通話 |
|---|---|---|---|---|---|
| IIJmio ギガプラン | 25GB | 2,000円 | 3,300円 | 2,138円 | 11円/30秒 |
| mineo マイピタ | 30GB | 2,178円 | 3,740円 | 2,334円 | 22円/30秒 |
| IIJmio ギガプラン | 35GB | 2,400円 | 3,300円 | 2,538円 | 11円/30秒 |
| ahamo | 30GB | 2,970円 | 0円 | 2,970円 | 5分以内は無料 |
| LINEMO ベストプランV | 30GB | 2,970円 | 3,850円 | 3,130円 | 5分以内は無料 |
ahamo と LINEMO ベストプランV は、5分以内の国内通話が料金に含まれています。短い電話をよくかける人は、ほかの事業者に通話オプションを足した額と比べてください。IIJmio なら通話定額5分+が月500円です。
無制限:家のネットもスマホで済ませる
楽天モバイルの無制限(月3,278円、初期費用0円)が、今回比べた中で唯一データ量の上限がないプランです。テザリングも無料なので、家のネットを引かない一人暮らしの本命になります。ただし混雑時などには速度制御される場合があります。
上限つきでよければ、ahamo の大盛り(110GB、月4,950円)もあります。
契約前に確認すること
- LINEMO:回線の提供開始月から12か月以内に解約すると、契約解除料がかかる(ベストプラン990円、ベストプランV 1,100円)
- ahamo:2025年7月1日以降に新規契約した回線は、1年(365日)以内に解約すると契約解除料1,100円
- 楽天モバイル:2025年4月1日以降に利用開始した回線は、1年以内に解約すると解約事務手数料(Rakuten最強プランは最大1,078円)
- povo2.0:過去180日間に有料トッピングの購入がないと、利用停止になる(通話料などの合計が税込660円を超えている場合などを除く)。データが0GBのときは最大128kbps
- mineo:3日間で10GB以上使うと速度制限がかかる
- 楽天モバイル:通話無料は Rakuten Link アプリから発信した場合。標準の電話アプリからは30秒22円
- 初期費用:IIJmio・mineo・LINEMO はかかる。ahamo・楽天モバイル(累計4回線目まで)・povo2.0(5回線目まで)は無料
今の携帯会社から乗り換える場合は、月末と月初のどちらに移るかでも支払額が変わります。格安SIMへの乗り換えタイミングで整理しています。LINEMO を検討している場合は、LINEMOのデメリット10個も確認してください。
家のネットを引くなら
一人暮らしの家のネットは、実質月額・工事の可否・住む期間で選び方が変わります。
- 光回線を引ける:一人暮らし向け光回線の実質月額比較
- 工事ができない・短期で引っ越す可能性がある:賃貸で光回線の工事ができない人へ
- 料金の比べ方そのもの:光回線の実質月額ランキング
よくある質問
一人暮らしで一番安い格安SIMはどれですか
使うデータ量で変わります。初期費用を24か月でならした額で比べると、5GBまでなら IIJmio(2GB 988円、5GB 1,088円)、25〜35GBなら IIJmio の25GB(2,138円)が今回比べた中で最安でした。通話が多い人は、通話料込みで比べると ahamo や LINEMO ベストプランV が有利になることがあります。
家のネットを引かずにスマホだけで生活できますか
月のデータが家も外も合わせて25〜35GBに収まるなら、大容量プランだけの方が安くなります。小容量プラン+家のネットの最安の組み合わせ(4,518円〜)と比べて、月1,240〜2,380円の差です。在宅勤務の会議やオンラインゲームが多いなら、安定性の面で家の光回線を勧めます。
セット割を使えないと損ですか
セット割は、光回線や家族の回線とまとめたときの割引です。一人暮らしで光回線を引かないなら、そもそも対象になりません。割引のためだけに光回線を引くと、割引額(IIJmio の mio割なら660円)より回線代の方がはるかに大きくなります。
事務手数料はどれくらい差がつきますか
0円(ahamo・楽天モバイル・povo2.0)から3,850円(LINEMO)まで開きがあります。24か月でならすと月160円ほどで、小容量プランでは順位が入れ替わる大きさです。
povoはトッピングを買わないとどうなりますか
過去180日間に有料トッピングの購入がないと利用停止になり、そのまま購入がなければ契約解除となることがあります。使う月だけ買う運用はできますが、少なくとも半年に一度は購入が必要です。
通話が多い場合はどう選べばいいですか
ahamo と LINEMO ベストプランV は、5分以内の国内通話が料金に含まれています。楽天モバイルは Rakuten Link アプリから発信すれば通話料がかかりません。それ以外は30秒あたり11〜22円の通話料がかかるので、通話オプションを足した額で比べてください。
注意
料金・キャンペーンは変わります。本記事のスマホと家のネットの料金は、2026年9月22日に各社の公式ページで確認した税込価格です。申込前に公式ページで最新の条件を確認してください。