この記事の結論
mineo から povo2.0 に移って得かどうかは、毎月の使う量と、低速の使い放題に頼っているかで決まります。
- 月10GB前後までなら、povo2.0 の方が安い(3GBで月308円、年間トッピングなら5GB前後で月418円)
- 月30GB前後ならほぼ同じ。mineo はパケット放題を付ければ最大3Mbpsでデータを使い放題にできるので、残る理由になる
- かけ放題を付けるなら mineo の方が月440円安い
- mineo は解約月が日割り、povo2.0 は基本料が0円なので、乗り換える日をほとんど気にしなくていい
仕組みの違い:月額制とトッピング制
mineo の「マイピタ」は、毎月決まった容量を月額で払う仕組みです。余った容量は翌月に繰り越せます。
povo2.0 は基本料0円で、使いたい分のデータを「トッピング」として買い足す仕組みです。トッピングは「30日間」「365日間」のように使える期間が決まっています。何も買わない月は0円ですが、データ容量が0GBのときは最大128kbpsになります。
povo2.0 の注意点:180日ルール
過去180日間に有料トッピングの購入がないと、利用停止になります(通話料などの合計が税込660円を超えている場合などを除く)。使わない月は0円にできますが、少なくとも半年に一度は何かを買う必要があります。
料金を比べる
mineo は音声通話つきのマイピタ、povo2.0 は公式サイトが示している「1か月あたりの目安」で比べます。
| 使う量 | mineo(マイピタ) | povo2.0 | 差 |
|---|---|---|---|
| 3GB | 1,298円(3GB) | 990円(3GB・30日間) | povo が308円安い |
| 5GB前後 | 1,518円(7GB) | 1,100円(60GB・365日間の月あたり) | povo が418円安い |
| 10GB前後 | 1,958円(15GB) | 1,800円(120GB・365日間の月あたり) | povo が158円安い |
| 30GB前後 | 2,178円(30GB) | 2,200円(360GB・365日間の月あたり) | ほぼ同じ(mineo が22円安い) |
(税込・2026年9月22日に各社の公式サイトで確認)
povo2.0 の年間トッピングは、1年分を先に払う必要があります(60GBなら13,200円、120GBなら21,600円、360GBなら26,400円)。30日ごとに買う場合は、5GB(30日間)が1,380円で mineo の7GBより138円安く、30GB(30日間)は2,780円で mineo の30GBより602円高くなります。
通話
| 通話の使い方 | mineo | povo2.0 |
|---|---|---|
| かけ放題なし | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
| 短い通話の定額 | 10分かけ放題 550円/月 | 5分以内かけ放題 550円/月 |
| 時間無制限のかけ放題 | 1,210円/月 | 1,650円/月 |
同じ550円でも、mineo は1回10分、povo2.0 は1回5分までです。長電話が多い人は mineo の方が有利です。
乗り換えで失うもの
- パケット放題:mineo は音声タイプの3GB・7GBなら最大1Mbps、15GB以上なら最大3Mbpsで、データを使い放題にできる(コースに応じて無料、別途申し込みが必要)。povo2.0 には月額の中で使い放題にする仕組みはなく、0GBになると最大128kbps。使い放題は「24時間330円」のような期間ごとの買い足しになる
- 余った容量の繰り越し:mineo は翌月に繰り越せる。povo2.0 のトッピングは使える期間が決まっている
- mineo のメールアドレス:転出先では使えなくなる
- パケットシェア:MNP予約番号を発行した時点で、自動でグループから抜ける
低速でもずっとつながっていてほしい人、家族や仲間とデータを分け合っている人は、mineo に残る理由があります。
乗り換えで得られるもの
- 使わない月は0円:基本料がないので、メインで使わない回線ほど効果が大きい(180日ルールには注意)
- 必要なときだけ使い放題:「24時間330円」「6時間250円」など、旅行や引っ越しの時期だけ買える
- 年間トッピングで月あたりが下がる:毎月の量が安定しているなら、5GB・10GB前後で mineo より安くなる
乗り換えの手順と注意点
- mineo の MNP転出手数料はかからない
- mineo も povo2.0 も MNPワンストップ方式に対応しているので、予約番号を先に発行しなくても乗り換えられる
- mineo は解約月が日割り(ただし課金開始の翌月末までの解約は満額)。povo2.0 は基本料がないので、乗り換える日で損をしにくい
- povo2.0 の支払いはクレジットカードか、あと払い(ペイディ)
- povo2.0 はオンライン専用で、手続きはアプリで行う
乗り換える時期の考え方は格安SIMへの乗り換えタイミングに、ほかの格安SIMとの料金比較は一人暮らしの格安SIM選びにまとめています。自分が月に何GB使うか分からない場合は、学生におすすめの格安SIMの計算方法が使えます。
判断のまとめ
- 月の使用量が少ない、または月によってばらつく → povo2.0
- 5〜10GB前後を毎月安定して使い、年間分を先に払える → povo2.0 の年間トッピング
- 30GB前後を使い、最大3Mbpsの使い放題も使いたい → mineo に残る
- 長電話が多い → mineo(かけ放題が月440円安い)
- 家族とパケットシェアをしている → 世帯で計算してから決める
よくある質問
mineoからpovoに乗り換えると安くなりますか
月10GB前後までなら安くなります。3GBなら mineo の1,298円に対して povo2.0 は990円で、月308円の差です。30GB前後ではほぼ同じになり、30日ごとにトッピングを買うなら mineo の方が安くなります。
povoは本当に0円で持てますか
基本料は0円ですが、過去180日間に有料トッピングの購入がないと利用停止になります。使わない月を0円にすることはできても、少なくとも半年に一度は何かを買う必要があります。
mineoのパケット放題の代わりになるものはありますか
povo2.0 には、mineo のパケット放題のように月額の中で使い放題にする仕組みはありません。0GBのときは最大128kbpsで、使い放題にしたいときは「24時間330円」のようなトッピングを都度買います。
乗り換えるのは月末がいいですか
mineo は解約月が日割りになり、povo2.0 は基本料がないので、日にちによる損はほとんどありません。ただし mineo を課金開始の翌月末までに解約する場合は、解約月が満額になります。
MNP予約番号は必要ですか
mineo と povo2.0 はどちらも MNPワンストップ方式に対応しているので、予約番号を先に発行しなくても乗り換えられます。mineo の MNP転出手数料はかかりません。
mineoのメールアドレスはどうなりますか
転出先では使えなくなります。登録しているサービスのメールアドレスを、乗り換える前に変更しておいてください。
注意
料金・トッピング・条件は変わります。本記事の内容は2026年9月22日に mineo と povo2.0 の公式サイトで確認したものです(期間限定のトッピングとキャンペーンは入れていません)。申込前に公式ページで最新の条件を確認してください。