この記事の結論
シニアが格安SIMを選ぶときは、料金より先に「近くに相談できる店舗があるか」と「電話をどれくらいかけるか」を確かめてください。この記事では、店舗で相談できる格安SIMのうち、ワイモバイル・UQ mobile・イオンモバイル・楽天モバイルの4社を比べます。
- 60歳以上の割引:ワイモバイルと UQ mobile は24時間かけ放題が月1,980円から880円に、イオンモバイルは月1,650円から1,210円になる。イオンモバイルには60歳以上向けの安い料金プラン(やさしいプラン)もある。楽天モバイルは65歳以上にポイントを還元する
- 月3GBまで+かけ放題の月額は、イオンモバイル(やさしいプラン)2,068円、楽天モバイル2,178円(1回15分まで)、UQ mobile 3,828円、ワイモバイル4,158円
- 店頭で契約すると、ワイモバイルと UQ mobile は事務手数料がウェブより1,100円高い(4,950円)。データの移行は、ワイモバイル・UQ mobile・イオンモバイルとも有料
- イオンモバイルのやさしいプランは、下りの通信速度が最大1Mbpsに抑えられている。動画をよく見る人は通常のプランと比べる
店舗で相談できる4社の違い
| 会社 | 相談できる場所 | 60歳以上(65歳以上)の特典 | 店頭の契約事務手数料 | 1年以内に解約したとき |
|---|---|---|---|---|
| ワイモバイル | ワイモバイルショップ・取扱店 | 24時間かけ放題が月1,980円→880円(使う人が60歳以上。申し込みが必要) | 4,950円(ウェブは3,850円) | 12か月以内は858円(シンプル3 S・M)、1,100円(L) |
| UQ mobile | au Style・auショップ・UQスポット | 通話放題(24時間かけ放題)が月1,980円→880円、メールサービス(月220円)が無料(使う人が60歳以上。トクトクプラン2が対象) | 4,950円(ウェブは3,850円) | 1,100円(2025年10月1日以降の新規契約) |
| イオンモバイル | イオンモバイルショップ(イオンの店内など) | やさしいプラン(通常より月220円安く、下り最大1Mbps)、フルかけ放題が月1,650円→1,210円(契約者本人が60歳以上) | 3,300円 | 解約金なし |
| 楽天モバイル | 楽天モバイルショップ | 毎月110ポイント。指定の3つのオプション(合計月1,980円)に入ると、さらに880ポイント(65歳以上の契約者本人。エントリーが必要) | 無料(累計4回線目まで) | 最大1,078円(2025年4月1日以降に使い始めた回線) |
(2026年9月22日に各社の公式サイトで確認。期間限定のキャンペーンは入れていない)
LINEMO のように契約も問い合わせもオンラインだけの会社や、ahamo のように店頭での手続きに別途料金がかかる会社もあります。店舗で相談したい人は、この4社から近くに店舗がある会社を選ぶのが出発点です。店舗の場所は各社の店舗検索で確認できます。
料金の比較(60歳以上・かけ放題あり)
電話をよくかける人向けに、かけ放題を付けた月額で比べます。
| 会社・プラン | かけ放題(60歳以上の料金) | 月3GBまで | 月5GBまで |
|---|---|---|---|
| ワイモバイル(シンプル3 S・5GB) | 24時間 880円 | 4,158円 | 4,158円 |
| UQ mobile(トクトクプラン2) | 24時間 880円 | 3,828円 | 3,828円 |
| イオンモバイル(やさしいプラン・下り最大1Mbps) | 24時間 1,210円 | 2,068円 | 2,288円 |
| イオンモバイル(通常の音声プラン) | 24時間 1,210円 | 2,288円 | 2,508円 |
| 楽天モバイル(最強プラン) | 1回15分まで 1,100円 | 2,178円 | 3,278円 |
(税込。家族割引やセット割は引く前の額。楽天モバイルのポイント還元は含まない)
- UQ mobile のトクトクプラン2は、その月の利用が5GB以下なら月額が1,100円下がる仕組みで、上の表はその後の額(5GBを超えると4,048円)
- ワイモバイルと UQ mobile は、60歳以上なら24時間かけ放題も10分かけ放題も同じ880円になる。迷ったら24時間を選べる
- 楽天モバイルのかけ放題は、スマホに最初から入っている電話アプリで1回15分まで。専用アプリ(Rakuten Link)を使えば国内通話は無料(一部対象外の番号あり)だが、アプリを使わない発信は30秒22円
- 楽天モバイルの65歳以上向けのオプションパック(15分かけ放題・店頭の操作サポート・迷惑電話対策の3つで月1,980円)は、880ポイントの還元がある。このサイトではポイントを料金に入れていない
家族の割引が使える場合
ワイモバイルと UQ mobile は、家族や家のネットとのセット割で安くなります。
- ワイモバイル:SoftBank 光などとの「おうち割」で月1,650円引き、または家族の2回線目以降が月1,100円引き(どちらか一方)
- UQ mobile:対象のネット回線との「自宅セット割」で月1,100円引き、または「家族セット割」で月550円引き(重ならず、自宅セット割が優先)。au PAY カードでの支払いで、さらに月220円引き
家族がすでにソフトバンクや au の回線・家のネットを使っているなら、この割引込みで比べてください。家のネットから見直すなら光回線の実質月額ランキングで比べられます。セット割で家のネットがいくらになるかを家族の回線数ごとに計算した表は、スマホのセット割で選ぶ光回線にあります。
電話をあまりかけない場合
かけ放題を付けないなら、月3GBまでの月額はイオンモバイルのやさしいプランが858円(1GBなら638円)、楽天モバイルが1,078円、UQ mobile が2,948円、ワイモバイルが3,278円です。通話料は、イオンモバイルが30秒11円、ほかの3社は30秒22円です。
イオンモバイルには、5分かけ放題(月550円)と10分かけ放題(月935円)もあります。60歳以上なら、10分かけ放題に電話での操作サポートが付いた「やさしい10分かけ放題」を同じ月935円で選べます。
店頭で無料のこと・有料のこと
店舗で契約できても、データの移行や操作の相談は有料のことが多いです。
ワイモバイル
- 1回ごとの料金:データ移行3,960円、操作案内や各種設定は1件1,100円(4件まとめて3,960円)
- 定額:月990円のフルプランは全メニュー、月550円のライトプランはデータ移行などを除くメニューが使い放題(フルプランを3か月以内にやめると負担金がかかる)
UQ mobile(au店頭サポート)
- 1回ごとの料金:データ移行3,960円、データ移行とアカウント設定などをまとめたベーシックパック4,620円、アプリの設定も含むコンプリートパック5,390円
- 定額:月1,078円で、設定や操作の説明をいつでも何度でも受けられる(4か月以内に退会すると退会料がかかる)。来店予約が前提
イオンモバイル
- 無料:スマホと一緒に申し込むと、SIMカードを入れて通信の初期設定(APN設定)をした状態で渡してもらえる。本州・四国の店舗では、SIMカードだけの申し込みでも、スマホを持っていけば無料で設定してもらえる
- 有料:電話帳と写真の移行は6,600円のパック、LINEの引き継ぎも含めると8,800円のパック(LINEの引き継ぎとアプリの設定だけなら5,500円)。北海道・九州・沖縄の店舗などでは受けられない
楽天モバイル
- 「あんしん操作サポート」(月550円)で、店頭で操作の相談ができる(一部の家電量販店は対象外)
家族が手伝うときの注意
60歳以上の割引は、会社によって「誰の年齢」で判断するかが違います。子どもが契約者になって親が使う形にすると、割引を受けられない会社があります。
| 会社 | 年齢を見る人 | 子どもが契約者、親が使う場合 |
|---|---|---|
| ワイモバイル | 使う人(使用者) | 対象。契約者と使用者が違うときは、年齢を確認できる書類の提出が必要 |
| UQ mobile | 使う人(利用者) | 対象 |
| イオンモバイル | 契約者本人 | 対象外 |
| 楽天モバイル | 契約者本人(本人の楽天IDでエントリー) | 対象外(家族の楽天IDでエントリーすると還元されない) |
- ワイモバイルと UQ mobile は、家族がウェブで申し込むと事務手数料が1,100円安くなります。操作に不安があれば、受け取った後に店頭の有料サポートを使う方法もあります
- UQ mobile の店頭サポートは来店予約が前提です。ワイモバイルにも来店予約の仕組みがあります。家族が付き添えるなら、予約してから一緒に行くと手続きが早く済みます
- ワイモバイル・UQ mobile・イオンモバイルは、らくらくスマートフォンなどシニア向けのスマホも扱っています
どの会社を選ぶか
- 料金を抑えたい、動画はあまり見ない:イオンモバイルのやさしいプラン。イオンモバイルは「はじめてスマホを使う人や、インターネットをあまり使わない人」を想定したプランとしている。近くにイオンモバイルショップがあるかを先に確認する
- 家族がソフトバンクや SoftBank 光を使っている:ワイモバイル。おうち割や家族割を入れて比べる
- 家族が au や対象のネット回線を使っている:UQ mobile。自宅セット割や家族セット割を入れて比べる
- 65歳以上で、楽天ポイントを使っている:楽天モバイル。ただし通話を無料にするには専用アプリの操作が必要
乗り換える月の決め方は格安SIMへの乗り換えタイミングに、ほかの格安SIMも含めた料金の比較は一人暮らしの格安SIM選びにまとめています。
よくある質問
シニアにおすすめの格安SIMはどれですか
近くに店舗があるか、電話をどれくらいかけるか、家族の回線や家のネットで決まります。この記事で比べた店舗のある4社(ワイモバイル・UQ mobile・イオンモバイル・楽天モバイル)では、60歳以上でかけ放題を付けた月3GBまでの月額は、イオンモバイルのやさしいプランが2,068円と最も安くなります。
60歳以上の割引はどの会社にありますか
ワイモバイルと UQ mobile は60歳以上の24時間かけ放題が月880円、イオンモバイルは60歳以上向けのやさしいプランとかけ放題の割引があります。楽天モバイルは65歳以上にポイントを還元します。
店頭で契約すると高くなりますか
ワイモバイルと UQ mobile は、店頭の契約事務手数料が4,950円で、ウェブ(3,850円)より1,100円高くなります。イオンモバイルは3,300円、楽天モバイルは無料です(累計4回線目まで)。
データの移行は店でやってもらえますか
ワイモバイル・UQ mobile・イオンモバイルは有料で受け付けています。ワイモバイルと UQ mobile はデータ移行が1回3,960円、イオンモバイルは電話帳と写真の移行を含むパックが6,600円からです。
子どもが契約者になっても60歳以上の割引は受けられますか
ワイモバイルと UQ mobile は使う人の年齢で判断するので受けられます。イオンモバイルと楽天モバイルは契約者本人の年齢で判断するため、子どもが契約者だと対象外です。
注意
料金・割引・条件は変わります。本記事の内容は2026年9月22日にワイモバイル・UQ mobile・イオンモバイル・楽天モバイルの公式サイトで確認したものです(期間限定のキャンペーンは入れていません)。申込前に公式ページで最新の条件を確認してください。