結論
引っ越し当日にネットが必要なら、「仮の回線」と「本命の光回線」を分けて考えるのが安全です。光回線は開通まで日数がかかることが多いので、先に工事不要手段でつなぎ、並行して光を申し込む流れが現実的です。
すぐ使える選択肢
スマホのテザリング
最短。ただしギガ不足と発熱、安定性に弱点があります。数日のつなぎ向きです。
ホームルーター / ポケット型Wi-Fi
工事不要で、当日〜数日で使えることが多い選択肢です。引っ越しの繁忙期は光回線の工事枠が埋まるので、ここが一番現実的な手です。
「つなぎ」なのか「本命」なのかを先に決める
ここを決めずに申し込むと損をします。判断軸は月額ではなく端末代金の払い方です。
SoftBank Air を例にすると、公式の条件は契約期間の縛りが無く、いつ解約しても違約金はかかりません。ただし端末(Airターミナル6)を購入する場合は本体 95,040円を分割し、月月割 1,980円/月 を最大48か月受け取って初めて実質0円になります(税込・2026年9月22日確認)。途中で解約すれば割引が止まり、分割の残債が残ります。
つまり、光回線が開通するまでの数ヶ月だけ使うつもりで端末を購入すると、やめるときに残債を抱えます。
| 使い方 | 選ぶべき形態 | 理由 |
|---|---|---|
| 光回線開通までのつなぎ | 端末レンタル(539円/月。4G機種のみ) | 月額は上がるが、短期でやめても残債が出ない |
| このまま主回線にする | 端末購入+48回分割 | 4年使えば月月割で端末代が実質0円になる |
引っ越し直後は「とりあえず繋げればいい」と考えがちですが、この1回の選択で数万円変わります。
料金と確認項目
月額は 5,368円(税込)で、Airターミナル6を購入すると24か月目までは 4,950円です。2026年12月1日から基本料金が330円上がり、購入時の24か月目までの額も 5,280円になります。レンタルは4G機種だけで、5G対応機種は購入になります。
無線を使う以上、入居先の住所での提供エリア判定が必須です。ベストエフォート方式なので、利用が集中する時間帯は速度が落ちることがあります。
端末代を抑えたいなら WiMAX も見る
同じ工事不要でも、WiMAX 系は端末価格が大きく違います。BIGLOBE WiMAX +5G(ギガ放題プラスS)の公式条件は次のとおりです(税込・2026年10月1日確認)。
- 端末代金 33,264円。924円/月 × 36回の分割、または一括
- 月額 5,258円(2026年10月1日の改定後)。初月は0円、翌月から24か月間は 1,650円値引きで 3,608円、値引きが終わると 5,258円
- 申込手数料 3,300円。最低利用期間なし・契約解除料不要
- 工事不要、通常2日〜1週間で届く
引っ越し直後の文脈で重要なのは、端末代の分割が何回残るかです。SoftBank Air は 95,040円を最大48か月の月月割で相殺するのに対し、BIGLOBE WiMAX は 33,264円の36回分割で、一括購入もできます。数年内にまた引っ越す可能性があるなら、やめるときに残る金額が小さい方が扱いやすいです。
一方で WiMAX は値引きが24か月で終わるため、長く使うなら月額側の負担が上がります。どちらも無線なので、入居先の住所でそれぞれ提供エリアの判定を取ってください。
BIGLOBE WiMAX +5G の提供エリアと料金を確認する
※ 金額・条件は変更されます。申込前に公式ページで最新の条件を確認してください。
物件備え付けのインターネット
無料・割引の物件もあります。速度と契約形態(誰と契約しているか)を入居前に確認します。
そもそも工事が要らないケースがある
引っ越しだからといって、必ず新規工事が必要なわけではありません。ここを知らないと、不要な工事待ちと工事費を抱え込むことになります。
| 状況 | 手続き | 工事 |
|---|---|---|
| 同じ事業者のまま引っ越す | 移設 | 新居の設備次第。配線済みなら不要なことも |
| フレッツ光から光コラボに変える | 転用 | 回線はそのまま使うので原則不要 |
| 光コラボ同士で乗り換える | 事業者変更 | 同上 |
| 光回線を新規で引く | 新規 | 必要。立ち会いも発生しうる |
ポイントは現住居で使っているのがフレッツ光か光コラボかです。転用や事業者変更になれば、工事待ちを大幅に短縮できます。ただしこのルートは新規申込向けのキャッシュバックの対象外になるか、金額が下がることが多いので、開通の早さと特典のどちらを取るかの判断になります。
契約中の回線があるなら、まず現契約の種類を確認してから申込先を決めてください。
光回線を最短で開通させるコツ
- 退去前に次の住所で提供エリアを確認し、申し込みを先に出す
- 工事立ち会い枠が埋まりやすい繁忙期(3月前後)は特に早め
- マンションは「すでに配線済みか」で日数が大きく変わる
費用の考え方
仮回線の月額+本命光回線の実質月額を分けて計算します。仮回線をダラダラ続けると、結局高くなりがちです。
光回線の実質月額比較: https://comminucation.org/hikaku
よくある質問
引っ越しでも工事が要らないことがあるのですか
あります。現住居でフレッツ光を使っているなら光コラボへの転用、光コラボ同士なら事業者変更で、回線設備をそのまま使うため原則工事は不要です。まず現契約がどれに当たるかを確認してから申込先を決めてください。
転用や事業者変更でもキャッシュバックはもらえますか
新規申込向けの特典は対象外になるか、金額が下がることが多いです。工事なしで早く使えることと、特典の額のどちらを取るかの判断になります。引っ越し直後ですぐに必要なら、早さを取る価値は十分にあります。
つなぎのホームルーターは購入とレンタルのどちらがいいですか
数か月で光に移るつもりならレンタルです。購入は端末代の分割を長期の月額割引で相殺する仕組みなので、途中でやめると割引が止まり残債が残ります。SoftBank Air なら本体 95,040円 を月月割 1,980円/月 で最大48か月かけて相殺する形なので、数か月でやめれば大半が残ります。
光回線の工事はどのくらい待ちますか
物件と時期によります。マンションですでに配線済みなら短く、新規の配線や立ち会いが必要なら延びます。3月前後は工事枠が埋まりやすいので、退去前にエリア判定と申込を済ませておくのが確実です。
ホームルーターは光回線の代わりになりますか
なる場合もありますが、無線なので住所ごとの提供エリア判定が必須で、ベストエフォート方式のため混雑時間帯は速度が落ちることがあります。主回線にするなら端末代を数年かけて相殺する前提になるので、長く使うかどうかを先に決めてから購入形態を選んでください。ホームルーター4社の端末代込みの実質月額と、光回線との比べ方はホームルーターと光回線はどっちがいい?にまとめています。
仮の回線と本命の光を両方契約すると損しませんか
期間を決めておけば損は限定できます。問題は仮回線をだらだら続けて二重払いが伸びることです。光の開通予定日が出た時点で、仮回線をいつ解約するかを決めてください。
関連記事
注意
提供エリア・在庫・工事枠は変動します。各社公式の受付状況を確認してください。